双極性障害・ASD・ADHD

生活上の双極性障害への工夫について

奥手男子と事実婚

パートナーは小柄で痩せている。

ハンサムじゃないけれど、感じの良い顔をしていて、物腰が柔らかい。

小さな声で話すのが癖だ。

でも、自信がないわけじゃないから、人を不安にしない。

わたしに会ったばかりの時は、不安定になることも多かったけれど、今は、ずいぶん、安定している。

彼は、奥手だけど、女の人とお付き合いを申し込まれたり、結婚を申し込まれたりしていた。自分から告白して失敗したこともあるけれど、基本的には受動型だから、受動的に好意を向けられ、それに応えてきたみたいだ。

彼を見ていると、本当に人を好きになるというのは、わたしだけだったみたいで、障害一人の人しか好きにならないモノガミーというのは、こういう人なのか!と驚いた。

わたし自身は、同時に複数の人を好きになることもあるし、同時に付き合うこともある。

でも、一緒に生活して、全部見せても大丈夫だ、と安心できるのは彼しかいない。

ベストパートナーだ。

 

昔、すごくきれいな男の子と関係があったことがあった。

大学で、ファンクラブがあるくらい、きれいな子だ。

でも、九州男児で、話すとなまっているので、女の子の前では、緊張して話せなかった。

趣味が、手芸や、洋服のリメイク、おしゃれ、化粧、料理で、九州にいたときには、けっこう迫害されていたようだ。

で、その影響があって、気は合うものの、ちょっとしたことで、説教をしたり、上に立とうとしたりするので、つきあうまでに至らなかった。やっぱり、男のほうがリードしないといけないという文化があったらしい。

働くのが嫌いでも、ハウスキーパーは好きな人だったので、ある程度稼げるようになったとき、パートナーがほしいなと思って、結婚を申し込んだことがあった。

断られたんだけど。主夫は嫌だったらしい。外で働くのが向いてないのに。

わたしもそりゃ、向いてはないけどさ。

 

で、そのあと、今のパートナーがすぐやってきたので、断られるのも縁だなあと思った。

わたしは、一緒に暮らす相手に対して、最初から全力で好きかどうか、あまり気にしてないみたいだ。

一緒に暮らしてたら、好きになるだろうな、程度の見込みで大丈夫。

惚れっぽいのだ。

 

今のパートナーは、小柄だし、前髪も後退しているし、歯並びも悪いし、でも、一緒に暮らしていて、とてもいい。

もし、他に好きな人がいたら、行動する前に教えてほしいし、相談してほしいと伝えてあるけど、そんなことは考えられないという。

まあ、そうなんだろうな。

事実婚する前に、親の介護の問題や、子供の数、仕事、そういうことも話し合って決めたから、あまり不安もない。

彼は有能なプログラマーで、彼ほどプログラムが早い人を見たことがない。

超絶技巧みたいなプログラムじゃないんだけど、可読性が高くて、シンプルで、読めばわかる。

メンテナンスしやすいコードをさらっと書く。

必要最低限のことで、最短ルート。

聞いたら、小学生のころからプログラミングしていたらしいから、プログラミングエリートやんけ!と思った。

 

くず米を食べても生きてやる、みたいなところも好きだし、奥手男子は、女性の前にあまり現れないけど、結婚相手にはとてもいい。

奥手で、まじめで、話し合える相手って、あまり、目立たないけど、そういう人と出会えるのはネットの偉いところだ。

 

最近になって、婚活ブログばっかり見てる。

ほかの人が伴侶に求めることってどんなことなのかな、って気になるから。

 

一般的にかっこいい相手じゃなくても、一緒にいてかっこよく見えることもある。

だから、なんか、脈絡も落ちもまとまりもないけど、書いてみました。